BanG Dream! 2nd season 感想・考察 #5. 雨のRing-Dong-Dance 努力家白鷺千聖
「待ってるね…!」
こんにちは。
アニメバンドリ2期、第5話です。今回はパスパレ回ということで。パスパレ=シリアス展開みたいなイメージが自分にはもともとあるわけですが今回はどうだったのか。
早速本編に入ります。
注意:BanG Dream! 2nd season のネタバレを含みます。
大型ライブイベントへ参加が決まったパスパレ。練習の中で彼女らに立ちはだかった大きな壁とは?
丸山彩ちゃんはアイドルです。今日もバイト帰りに元気に事務所に向かいます。部屋に入り、他の4人のメンバーに出会います。そしてさらに大きな知らせがパスパレの元に届いたことを知ります。日本一のアイドルの祭典、World Idol Festival (通称WIF)への参加オファーです。なんかRoseliaもこういう大きなバンドの祭典目指してるよね。Future World Fes. だったっけ?
デビューライブの時の苦い思い出が残るパスパレにとっては失敗できないステージであり、各々がいつも以上のやる気を持って練習に挑むのでした。
〜OP〜
キズナミュージックですね。BRAVE JEWELはRoseliaがメインに関わってくる時のみらしいです。まあこっちはこっちで可愛いので好きですけどね。
彩さんが花音ちゃんに話している様子を見るにこのWIFというものはかなり規模の大きいもので出られること自体が結構すごいらしいですね。まあ1話で「大ガールズバンド時代」背負ってディスプレイに大々と表示されていたほどですから知名度もそれなりにはあるのでしょう。
そんなすごそうなイベントがあって元有名子役で女優でもあるベース白鷺千聖はさらに忙しいのです。ドラマの撮影があるとのこと。そりゃあ大変だ。さらにセトリに組み込まれた曲に「ゆらゆらRing-Dong-Dance」が入ってるとのこと。この曲は丸山彩&白鷺千聖のツインボーカルで構成される曲で、すなわち千聖さんは「歌いながらベースを弾く」ことも要求されます。増える練習量、これが今回の話の核心に迫る部分です。これ今のうちに言っちゃうんですけど負担を増やすことを知ってながらなんでそんな曲が組み込まれたんでしょうね。セトリを決めたのは彩さんの発言によるとパスパレのメンバーらではなさそうですし…まーたパスパレ恒例の無能事務所ですか。自分にとって一番印象深いのは「紺碧、星煌めいて」での女子高生であるAfterglowに対するふざけた言い方ですね。最終的にはうまく落ち着いたけど頭良くはないですよあのスタッフは。
撮影の時にも台本の復習を怠らない…というか怠っている場合でもない様子ですね。
モブの会話で思ったんですけど世間にとって千聖さんは今は子役よりアイドルのイメージが強いようですね。パスパレがそれだけでかいってことです。
ドラマ撮影の現場へ向かおうとするも「2時間押し」との報告が。時間ができた千聖さんは音楽スタジオに向かうそうです。その途中にバイト先に向かう花園たえさんに出会います。「五軒長屋」の元ネタは「三軒茶屋」っぽいですね。おたえに「駅を間違えてる」と言われた千聖さんは「急いでる」といって急いで駅の中へ戻るのでした。
千聖さんは電車の乗り継ぎが苦手という特徴を持ちます。かのちさイベ「夢に続くプロムナード」はそれが生かされたストーリーでしたね。
「雨に唄えば」って…調べた結果「確かに千聖さんには通じそうな話」だと思いましたね。
スタジオに到着するとそこにはおたえが。到着早い…というか千聖さんが迷ってたのかな。花園さんいろんなところでバイトやってるのね…そりゃあ忙しいともいうわけですね…
そんなおたえに千聖さんは練習に来たことを誰にも言わないように頼みます。
しばらくして別で練習していたパスパレ4人に千聖さんが合流。時間はなんと21時を回っていました。一曲だけということで彩ちゃんが提案したのがやはり「ゆらゆらRing-Dong-Dance」。しかし千聖さんが乗り気でない模様。結局は「パスパレボリューションず☆」に落ち着きます。
挿入歌「パスパレボリューションず☆」(ライブシーンなし)
見ててもあんまよくわかんないけどパスパレも忙しいんですね。平日でこれでしょ?
千聖さんの多忙ぶりを心配する他のメンバーたち。日菜ちゃんと麻弥さんはこの時点で千聖さんの裏での練習に気づきそうですね。
別の音楽スタジオ。たえちさ。またバイトですね。
そんな中4人はデビューライブについての記事を見つけます。おそらくこの話はガルパのバンドストーリーが初出なんでしょうが自分はパスパレのバンドストーリーを1章も2章も読んでいない愚か者なので許してください。ただ、とても苦労したってことはわかりました。アテフリは事務所の意向だったのかな?そうだとしたら腐ってますね。そのうち読みます。多分。
千聖さんも同じなのでしょう。「ベースを弾きながら歌う」ということができない今の状態では仲間と練習しても足をひっぱるだけ、さらに過去にこういうことがあっただけにどっちかを演出に任せるというのもやりたくないのでしょうね。それにおたえの言うような話し合いでどうにかできる段階にいないというのもわからなくはない。そりゃあドラマの撮影があってそれは大変。ただパスパレというバンドを大事に思っていることはよくわかります。
後日の昼時間。香澄さんがおたえとご飯を食べに現れます。その中でイヴちゃんとWIFの話になります。千聖さんが大変そうというイヴちゃんにおたえが接近し思わず…とそこに千聖さんが現れます。口止め料を持って。
この密会シーンはさっきのスタジオでのおたえとの会話を言い換えたようなものですね。しかし千聖さんの「ステージに立ったらできることが当たり前。お客さんにとってはどれだけ練習したかは関係ない。」って発言はいいですね、好きですよ。こっからしばらく日菜ちゃんと千聖さんの関係について話します。
日菜ちゃんのようになんでもできる天才とは違い千聖さんは根っからの努力家です。千聖さんと日菜ちゃんってのは結構特殊な関係性を持っている二人組で、日菜ちゃんの「天才性」というものを一番知っているのが紗夜さんではなく千聖さんなんですよ。「What a Wonderful World」というガルパの名作イベントストーリーがあるんですけど読んでみたら結構面白いと思います。千聖さんは日菜ちゃんに対してその天才的才能を羨む気持ちと同時になりきれない諦めのような気持ちも持っているのだと思いますね。小さい時から子役で、努力が全てという現実的な考えに信念を抱いてパスパレに入って来た中でそれを覆したような存在が日菜ちゃんですから。
一方で密会を観察するイヴと香澄。やまぶきベーカリーの袋を見て千聖さんがおたえに賄賂を渡している(?)と勘ぐってしまいます。いや…まああながち間違っているわけでもないのかもしれないですけど…
事務所にて。4人で例の密会について話しています。その話をしているのががすぐ千聖さんにバレました。これに対し「人気のパンを渡しただけ」と弁明する白鷺。意地でも変な迷惑はかけたくないようです。
日菜ちゃん絶対全部わかってるよね。何も言わないけど。まあ日菜ちゃんはこういう状況を楽しむ人ですからね。
改めて「ゆらゆら」を練習したいと頼む彩ちゃん。結局はボーカルは彩ちゃんだけという形でやることになります。彩ちゃんのゆらゆらに対する気持ちはかなり強いですね。千聖さん大好きやん。
はいギスドリ。安定ですね。納得できない演奏をする中、迷惑をかけたくない気持ちの千聖さんは本気でツインボーカルで歌うことを拒絶します。この時点で既に何が起きているかってあやちさにお互いで勘違いを起こしてしまってるんですよね。後述しますが。その場でパスパレは一旦練習解散。
雨の降る日。日菜麻弥イヴの改めて「パスパレを支えていきたい」という思いを一通り聞いた後、部屋に入るとそこには彩ちゃんの姿が。早く来て練習していたようです。
「自分ができてないから千聖さんが一緒に歌ってくれない」って…考えた結果勘違いしてるんですけどね。まあそれで前を向けるようになっているのは初期と比べての成長です。それに対して事実は「千聖さん自身ができていないと思っているから」だったんですけど…この思いのすれ違いが生み出したギスドリがさっきですね。
相変わらずいいタイトルの挟み方ですね。
彩ちゃんの一連のメッセージが千聖さんを変えます。「待ってる」というセリフは千聖さんを一人で抱え込むことから解放させましたね。「迷惑をかけてもいいんだ」という気持ちに変わったのでしょうね。これはバンドとしては大きな成長でしょう。関係性が深まった証。再び集まった5人で練習をしにスタジオに向かいます。空も晴れて一件落着ですね。
バイト中のおたえもメールを受けて嬉しそうですね。「バンドは集団で支え合う」ものとして考えているであろうおたえは多分千聖さんの話に疑問を持っていたかと思うんです。香澄とおたえの話し合いの例のように千聖さんも彩ちゃんと話し合いや支え合いができるのではとずっと思っていたでしょうね。それが解決したのか5人でスタジオに練習に来る。それを踏まえての心からの「おまちしております」でしょう。
それから時間は経ち…ライブ当日。円陣組んで準備万端。ライブに挑みます。さりげなく後ろにパレオさんがいらっしゃいますね。
挿入歌「ゆらゆらRing-Dong-Dance」
ライブシーンは相変わらずいいですね。いいあやちさです。
さりげなく映りましたけどパレオさんのちゃんとした映像が初めて出てきました。これからどうアニメを引っ掻き回すか期待です。
ポピパは全員登場はしっかりするんですね。ただ声も含めると皆勤賞はこれで2人に減りました。
無事成功。ありがとうございました。
〜ED〜
おまけ
にんにん!
かわいい。
なかなか画になりますねこれは…というかセーラー服が爽やかさを出している。他のキャラにもセーラー服来て欲しいですね。いやまあサマーセーラーみたいなのがガルパで来てたけど普通に学校で使うようなやつをね。お願いします。
そんな微妙な顔しなくても…
今話ではなんとたえちさ要素が出されるというなんとまあ珍しいことをして来たんですけどガルパでは結構面白い会話があってですね。不思議な距離感を持つ先輩と後輩感があって素敵です。おたえの天然さが千聖さんを振り回しているところがさらに好きですね。
千聖さんもおたえを前にしてはこういう顔にもなるんだなあって。
シンプルにイケメン。
まとめ
ということでパスパレ回でした。自分のイメージ通り多少のシリアス要素が盛り込まれていたわけですがまあよくこれを30分に収めようとしましたね。初見では少しついていけなかったというのが正直なところです。というか書いている感じガルパのポピパ2章と似ている感じがしたんですよね。バンドの中のメンバー同士ですれ違いが起こり(特に千聖さんも有咲も一人で何かを背負おうとするところだとか)そのままバラバラになっていく感じが。まあでもパスパレファンにとっては「ぱすてるらいふ」以来のパスパレのアニメ登場であり、人気であることもあって動いてるキャラたちが可愛く見えたことでしょう。実際に自分は千聖さんに新たな魅力を見いだすことができましたし。そういう意味でも多くの人を満足にすることができたなら十分でしょう。
次回
次回は流れ通り、ガルパ組最後のAfterglow回ですね。
タイトルは「You Only Live Once」。ベースとなっている曲のガルパ初登場時(「紺碧、星煌めいて」の時ですね)にちゃんと意味を調べようとした人たちにとっては見覚えのある英語フレーズだとは思います。ちなみにその元曲は「Y.O.L.O.!!!!!」です。
公式に書いてあるあらすじを見る限りポピパとも深く関わっていくそうで楽しみですね。ただ季節が気になる。今話で5月下旬なのに来週は立派にお祭りしてますからね。時間の流れが早い。3期での動向がますます気になる。また進級かな?
では!
前回(第4話)
次回(第6話)