BanG Dream! 3rd season 感想と考察「＃１２. ポピパさんと共演やーーーーーーーーーーーーーー！」 見つけたよ、星の鼓動
「星の鼓動は、みんなだった」
こんにちは。
１２話。最終回目前の下準備会となりそうです。ポピパが武道館に向けた準備で感じたこととは…そのような点に注目していきましょう。
注意：BanG Dream! 3rd seasonのネタバレを含みます。
武道館ステージに向けて準備を進めるポピパ。最高のステージにするために新曲や構成、ステージングをとことん突き詰めるなかで、さらなる「キラキラドキドキ」を求め、ポピパがRoseliaとRASにある提案をする…
前回、２位がポピパとRASの２組でしたね。それを受けて２バンドがCiRCLEに集合…さらに争い合うのかと思えばなんと両バンドが決勝に出場決定！決勝進出はRoselia、RAISE A SUILEN、そしてPoppin'Partyの３バンドとなるのでした。
武道館が決定し盛り上がる一同の空間に一人の大会運営スタッフが…なんとその人物は明日香ちゃんでした。
OP：イニシャル
RASとポピパの決勝進出の噂は、リサ姉を通り友希那さんにも届いていました。「やることは変わらないわ」そう語り、Roseliaが目指すべき場所は変わらず頂点であることを再確認。個人的にはこの後に友希那さんが言った「いいライブにしましょう」という言葉は印象に残りましたね。
一方で羽丘一年３人組。明日香、しっかりスタッフスタッフしています…ブログの制作を任された様子。
六花とあこの、それぞれののバンドでの一生懸命な姿勢に感化され、「何か手伝えないか」という一心で参加したこの運営スタッフ。７話では六花の部屋に六花、ますき、あこが集まった中で独り話から遠ざかることになり、帰りの電車ではバンドリのランキングを眺めていたなんてシーンもありましたが、このような形で戻ってきたのはやはり見ている側としてはとても嬉しいですね。音楽ができない身でもそれなりのできるサポートをしていこうと…いやあいい子…あっちゃん…
姉とは違う意味で盤石な安心感がありますからね。
一方でポピパ。武道館に向けて新曲を準備していこうとする最中、有咲が恥ずかしがりながら、放課後に蔵で「聴いて欲しいものがある」といいます。有咲の作った曲という可能性にメンバーは期待を膨らませます。
めっちゃ緊張する有咲…いいですね…そして披露された楽曲をメンバー一同が大絶賛。早速バンドの各パートや歌詞の調整を始めていきます。武道館に向けた主導者が作った曲…来週聴けるのが楽しみです。
新曲の軸が決まり、ギターのコードなどの調整を進めつつステージ構成や衣装の準備も怠れません。紗夜さんと燐子がいる生徒会室でワイワイしながら進めていきます。
「乗せて…か…」有咲のこの発言、構成の何か大きなテーマになっていきそう。
Roseliaも新曲を演奏予定だそうで。作曲は紗夜さん…こちらは７話で熱を出した紗夜さんが夜中に起きてギターを弾いてたあれがその曲になっているのだそうですね。「音に残しておきたくて」のやつです。RASとの対決以降、しばらくは「悔しさ」という強い感情のみが渦巻いていた紗夜さん、そして友希那さんの言葉によってそんな情が和らいだ際に生まれたこの音。友希那さんがそんな曲に歌詞として乗せた思いは「感謝」だそうです。Roseliaが頂点を目指す上で関わってきた人たちへの感謝とこれからの物語…７話の色が強く出ていますね。しっかりとした歌詞の考察はまた来週やろうと思います。仮のタイトルは３９度の熱を出したときのものだから３９…でも「サンキュー」は多少は引き継ぎそうですね。
ステージが回り、ライトたくさん、スモーク出る、でかい画面がありエレベーターリフトもある…７thかな？ステージ構成に大苦戦するなかでやはり「経験者」の話を聞くことが一番…ということで武道館経験者のますきとレイがいるRASの元へ向かうのでした。
マスレイ、RAiSe!を読めばよくわかるのですがサポートとして武道館を経験したことのある相当なドラマーとベースの使い手。なかなかレジェンド級の高校生なのです。レイのケースはアニメでもちょくちょく描写されていたか…
RAS、５人揃ってお出迎え。ポピパの大半にとっては初訪問のチュチュハウス、その広さに大はしゃぎ。ポピパらしいというか…いや…これが本来あるべき等身大の女子高生の反応だろうな…早速みんなで馴染んでるのも素敵ですね。この２バンドの関係性も短期間でだいぶ変化していったものです。お互いのメンバー同士で所々すごく仲良くなっていたりして…
その中で本題へ…「武道館ってどんなん？」って話ですね。まっすーさんから返ってきた答えは「でけえ」「客がすげえ入る」「すっげえ広い」。わっかりやすいですね（白目）。まっすーさん、前回の令王那を説得する時もそうでしたけど語彙力がマジでないですよね。超難関がんばれ。
レイヤさんからは「ステージが回るから正面がわからなくなる」と…これはなんかどこかで聞いたことがある話ですよね。特に７thなんかで相羽さんが迷子になっていたのかなっていなかったのかみたいな…まあそりゃわからんすよね…確かに１８０度景色同じですもん。めっちゃ綺麗だけどね武道館は。反対側の人たちのペンライトが背景としていい味出してくれてとても好きです。
ますきさんからも真面目な回答が。「ステージが回ると揺れるから重心がぶれて音がぶれやすい」と…これは感覚ではとてもわかんねえなあ…経験者ならではのいいお話ですね。どのくらいのスピードで回ってましたっけあれ。楽しそう。
その流れで足腰を鍛えなきゃ！という話になり走り込みをすることに…広い屋上だから運動には困りません。クソでかいプールがついてるし…チュチュと有咲…わかりやすいですね…明らかに運動苦手だろうなと思いますもん。片やパレオというメイドが付いてスタジオに引きこもりもう片や趣味がネットサーフィンの元不登校ですもんね…
んで本当にランニング。こうやって体力が出てくれるのはいろいろ二次創作とかでは面白い部分にはなるんじゃないですかね？パレオはド安定、おたえも普段からこういうランニングなどをやっている描写が見られることもありパレオ並の体力強者。後続のマス六が少し疲れた様子を見せるなかで平然とした表情を浮かべます。いや…でもマス六も体力あるんだな結構…まあ普段からバリバリのドラムと銭湯の手伝いしてたらそうなれるのかな。チュチュ有咲はボロボロ、りみさあやは普通って感じでしょうか。
そんなところになんと明日香ちゃんが。任されたブログの内容は決勝進出の３バンドへのインタビューだったわけですね。話しやすそう。手伝ってくれてる妹を見た姉の送る目線も優しさに溢れていますね。
電車の中で直紙を書き進める香澄ちゃん。みんな揃って、歌詞が完成するまでじっくりと待ちます。沙綾の「待ってるから」の安心感は異常ですね。
そして歌詞が完成。それを見たポピパのメンバーはそれぞれが笑顔を見せたり、感動で言葉を失ったり、涙を流すメンバーもいたり…しかし皆が共通して感動の気持ちを感じていたように見えました。武道館をひたすら目指して走り抜けてきたこの数週間。ポピパ５人を乗せて進んできた「ミライトレイン」。ついに目前に控えた終着点、いや、まだまだ途中駅か。武道館まで後少しです。
というわけで明らかになりました、ポピパ新曲「ミライトレイン」。同じく曲考察はまた次回。
準備を進めることしばらく…刻一刻と武道館が迫ります。
そんな中で香澄の言う「もっとキラキラドキドキしたい」という言葉…香澄にとってはみんなと最高のキラキラドキドキの瞬間を過ごす上で何かが足りなかったのでしょう。
そんな中でおたえがある曲を演奏し始めます。そう、名のつく前の「夢を打ち抜く瞬間に！」。バンドリ３期ED曲です。それを聞いたりみりんが自身のベースを握ります。
「私、この曲もやりたい！」
そうそう、ミライトレインの歌詞を見てりみりんが涙を流していましたよね。駆け抜けてきたこの武道館に向けた日々。その感動を伝えるためには、彼女も香澄ちゃんと同じく「何かが足りない」と感じる部分があったのでしょう。
香澄ちゃんもそれに賛成。「ならばみんなでやろう！」と、３バンド合同での演奏を提案するのでした。
まずはRoseliaの元へ。「３バンドが顔を合わせて練習できる時間はゲネプロの時くらい」、しかしポピパにとってはそれは承知の上。その覚悟を買い、Roseliaは参加が決定します。今回の話は友希那さんの笑顔が印象的ですね。
一方でRAS。一旦はチュチュが断りかけるも、彼女が「ステージングを考えてあげる」という部分で合意。「音楽を奏でられる者」からは少し遠ざかりつつも、そのサポートという上で重要な役割を果たしています。友希那さんにもその力を見せつける機会が来たようだし…
そしてゲネプロ当日。様々な差し入れで盛り上がるポピロゼ一同。いつもの円型マカロンもありますね。そこにRASが例のロック調の音楽とともに登場。
やはり注目するべきなのがチュチュと友希那さんの絡み…しかし特に一発即発の空気もなく。お互いがお互いを理解していけそうな二人です。ガルパ実装が待ち遠しい。
RASのおにぎりネタは健在。Raychellさんが練習に持ってきたことに始まり、バンドリTVでも取り上げられ、Crazinessバスツアーのお弁当にもなりここに至ります。ジャーキーおにぎりはチュチュが４話でロックに頼んでいたやつですね。
「流れをもう一度確認しておこう」と積極的にみんなを引っ張っていこうとするレイヤとそれについていくRAS一同…それをみたおたえは微かな笑顔を浮かべるのでした。
Roseliaのリハ中には直接近づき「RAS、変わったね」と声をかけに。さらに「レイも変わった」と…やっぱりおたえのアドバイスもありしっかりとリーダーらしくなりましたね、レイは…
ポピパの身につけているTシャツ…これは彼女らのいう通りSPACEのラストライブの時の物…１期１３話で身につけていたりします。六花ちゃんがポピパに初めて出会ったのはSPACEでのライブ…しれっと話が繋がってますがRAiSe!描写がすごくかっこよかったやつですね。「前へススメ！」を演奏したときのやつです。
休憩中。武道館ポスターを目の前にする友希那さんと香澄ちゃんのそばを明日香ちゃんが通りかかります。
「戸山さんはいつも楽しそうね」
「はい！楽しいです！バンドすっごく楽しくて、ずっとキラキラで、ドキドキしてます！」
「だから、戸山さんの周りは輝いているのね。Poppin'Partyのライブはいつ見ても楽しそうで、他のバンドも周りの人も、自然とみんな、あなたと同じ顔をする。本番が楽しみね。」
そうそう…ポピパのいいところ…ポピパの魅力って誰しもが元気になれるところだと思うんですよ。実に楽しそうにライブをするから。他のバンドがそうは見えないってわけではないですけど特に際立って、みんながみんな、音楽を届けることを楽しんでいるんですよね…大賛成ですよ友希那さん…
友希那さんの笑顔、今話何回目かな？特に印象的です。増えましたよね、８話から。感情が少し前よりは前に出てきたのかなあという印象です。
合同曲のリハに入ります。その「言い出しっぺ」として、香澄ちゃんが満場一致のメインボーカルに。みんなの先頭に立つ自身の姉を、妹は観客席から誇らしげに見守るのでした。
夜、戸山家。明日香ちゃんがインタビュー記事の最終チェックをしているところに香澄ちゃんがやってきます。時は武道館前日？本番の目前の目前です。
そんな時に明日香ちゃんが姉に、一つ大きな質問をします。
「お姉ちゃんの言うキラキラドキドキってなに？」
なんというか…まさに「究極」だなあ…それも今までのように姉の言葉を少し流したりせずに真面目な答えを要求する明日香ちゃん…いままではバンド活動はもちろん、姉の音楽にも決して深く関わってきたとは言えない妹が、ライブのボランティア運営スタッフになり、Poppin'Partyのボーカルとして活躍する姉の姿を近くで見てきたのは今までではなかなか無かった話でしょう。
しかし、確実に心を動かされてきて、今ここに、姉妹ともにが関わる武道館のステージを目の前にして、香澄ちゃんの物語の原点である「キラキラドキドキ」に問いかける。
そんな問いに対する答えとしてまず香澄ちゃんが挙げたのが、幼い頃、妹とともに星空を見上げて感じた「星の鼓動」。あの日それを見て感じた、キラキラして、ドキドキする衝動。必死にそれを追い求めて、ランダムスターに始まり、Poppin'Partyに出会いいろんなバンドとのつながりが増えて、日を重ねるごとに増していくキラキラとドキドキ。
「星の鼓動は、みんなだった」
みんな…か。香澄ちゃんの探してきた「星の鼓動」の正体は意外とすぐ身近に、いや、最初からその場にあったのかもしれないですね。それが積み重なり、その鼓動がどんどん大きくなってきた。それが香澄ちゃんが探し続けてきた「星の鼓動」の正体を確信にしたのでしょう。
もしかしたら、「キラキラドキドキ」というものがなにかを問うのはある意味愚問なのかもしれません。香澄ちゃんが幼い頃に見つけた星の鼓動、それが香澄ちゃんに与えた衝動。その大きさは、他の人たちにとっても大きく、言葉でも言い表しきれないような、計り知れないものなのかもしれないのだから。
しかし香澄ちゃんが自身の感じたその衝動を追い求めてきて、ついに確信へと変えた「星の鼓動はみんな」というその言葉。香澄ちゃんがあの時感じた、「星の鼓動」をまた見つけ、「キラキラドキドキ」を今この瞬間体感している。その感覚が、香澄ちゃん、そしてPoppin'Partyの冒険を見守る自分たちにも伝わってきているものだとすれば、少しは彼女の言う「キラキラドキドキ」が分かってくるのかもしれませんね。
あっちゃんもキラキラしてるよ…か…最高に戸山姉妹ですねここ…香澄ちゃんにとっての星の鼓動は仲間と奏でる音楽なのではなく「みんな」。音楽を通して出会ってきたみんな、それが香澄ちゃんにとってのキラキラドキドキなのであるなかで常に身近にいて、幼い頃ともに星空を見上げた姉妹…最終的にまたこのように「音楽」で姉妹が繋がれていることを考えると、あの日星の鼓動を感じた時から、明日香ちゃんにも香澄ちゃんのいう「星の鼓動」が微かに存在していたのかもしれませんね。
家の外では雪が降り始めます。香澄ちゃんと明日香ちゃん、それぞれの中でどんどん積み上がっていく積み上がる武道館への期待と思い。雪も同じく、今宵は積もりそうですね。
ED：夢を打ち抜く瞬間に！
おまけ
かすみちゃん
まとめ
というわけで１２話でした。ポピパ視点での武道館への準備を語った話でしたね。それと共に、明日香ちゃんと香澄ちゃんの会話がきっかけになって、BanG Dream!の原点にも追求していけた回。「いよいよ終わるんだなあ」と思わされてしまう要素がちりばめられています。しかしメインの要素は「来週への準備」。武道館に向けて色々と演出や曲などを考え抜いてきた３バンド。どのようなライブを披露してくれるか、期待が高まります。
次回予告
次回は最終回の１３話「これが、これこそが大ガールズバンド時代や！」。
予告では１００％ライブシーン。２期の１３話のように大半がライブシーンとなりそうです。４曲は絶対やらなきゃいけないし。しかしその中でも特に注目なのが武道館の描写だったりですかね…７thで現地に行ったこともある人は多いでしょう…楽しみだなあ。
「それぞれの思いを胸に武道館に立つ」。各バンドが改めて、武道館を前に何を思うのか。新曲に込めた意味はどのようなものか。そして結末はどうなるのか…最終回も見どころたくさん。見届けていきましょう。
ではまた次回！
３期最終話：Coming Soon...
３期１１話：
BanG Dream! 3rd season公式
２期まとめ記事
