BanG Dream! 3rd season 感想と考察「＃９. いくぞポピパ」 光がある、なら影もある
「みんなで武道館、行きましょう！」
こんちはー。
３期９話です。２期で言えば「スクール・フェスティバル・シンフォニー」…ポピパがつまずいた回でしたね。さて３期ではどうなるか。
注意：BanG Dream! 3rd seasonのネタバレを含みます。
武道館目指して「３weeksライブ」に励むポピパ。「ビッグウェーブ」に乗る５人とは対照的に不穏な影がRAISE A SUILENの中で見え隠れするのであった…
ヘパイストス・タワー（チュチュハウス）からですね。六花がパレオに温泉旅行のお土産をお届け。チュチュは次のライブのステージングを一人で黙々とこなしているようです。
別れ際、パレオが六花ちゃんに「７日の件」を改めてお願い。これはチュチュの誕生日の話ですね。チュチュの誕生日、12/7です。公式にも出ているはず？
そしてチュチュにお土産のおまんじゅうをお届け。チュチュは開口一言目にRASの一部メンバーが行った温泉旅行に関して問い詰めるのでした。そしておまんじゅうを取ってドアを閉め、作業に戻るのでした。チュチュの名前を呼び続けるパレオは置いといて…
パレオ〜チュチュが大好きなんでしょうね本当に。さっきの六花ちゃんとの会話の中でも「チュチュ様はすごい」と褒める場面があったり、こっそり誕生日プレゼントを六花ちゃんに頼んだり…ドアをノックする必死さからも伝わってきます…
OP：イニシャル
一方でポピパ。Galaxyには「３Weeksライブ」のポスターが。３週間毎日Galaxyでライブ。とても過酷な話にも聞こえますが彼女らは「ポピブイ！」が多くの人に見てもらっているということから得られるモチベーションがありました。この日もGalaxyでライブ、そしてそこで得た票は見事１００票！キャパ通りの数です。つまりは見にきていた全員から票をもらえたということ。
「乗るしかねえな…このビッグウェーブに！」
文字通り「波」がきていますねポピパ。そのノリでさらにライブを増やすことに、それもさらに大きな会場で…！予選直前で各ライブハウスが埋まりに埋まる中空いている二つの箱がありました。そう、CiRCLEとDUB、２トップのRoseliaとRAISE A SUILENがそれぞれ拠点としている箱でした。ロゼラスとの直接対決を避けているバンドがたくさんいたのです。
そうしたい気持ちはポピパも同じ。特にDUBに関してはキャパ的な意味でもハードルが高い場所でした。そんなDUBに乗り込むことにビビる５人に突然マスキングが。なんとマスキングがポピパをDUBに自ら招待するのでした。
参加受付の受諾の連絡を受け、本当にDUBに乗り込むか悩むポピパ、そんな中でいつもの香澄ちゃんが発揮されるのでした。そう、「彼女の勢い」ですね。DUBのみならずCiRCLEでもライブを行うことを提案。「ぼろ負けするかもしれない」というまあ真っ当な意見も「いろんなところでやりたい！」とおしのけ、実行に移すのでした。
香澄ちゃん、そしてポピパのいいところ。「やりたいからやる」。香澄ちゃんがそんな無茶振りな提案をしても、メンバーが「じゃあやってみよう」とのっかってくれる。何事も挑戦なんだなあ…
改めて５人それぞれが手を乗せあって気合入れ。一致団結、武道館に向かいたいと言う気持ちも、ライブをやりたいと言う気持ちも。みんながみんな同じ方向を向いて走りだすのでした。
いやまあ…期末試験も忘れちゃダメですけどね…かすたえは…
そんなかすたえのためにも専用のワークシートを作ってくれる有咲…用意周到…
期末試験は午前で終わることを利用して午後は毎日ライブに使っていこうという計画のようです。親にも学校にも怒られてもおかしくないような話ですね…
#バンドリアニメ3rd_09#バンドリ
— ふしふぇに (@fushifeni) March 26, 2020
小ネタ。
かすたえが解いた「頑張ればなんとかなる英語！」有咲制作との事ですがこの二番目の質問、
「Where ( ) is a will, there is a way.」
Determination Symphonyの歌詞一部ですね…香澄ちゃん…チーズではねえよ間違いなく…英語教えてあげたい… pic.twitter.com/3zxTabQgMo
そんな５人のもとに美咲と花音が現れます。幼稚園や老人ホームでのハロハピとの合同ライブのお誘いでした。３Weeksライブを見てポピパを気に入ったおばあちゃんから施設でもライブをしてほしいとお願いを受けたとのこと。
ご存知の通りポピパは予選中、美咲ちゃんの指摘した通りおそらくクソ忙しいです。けどポピパは「やりたい」と返事。ポピパのライブを見にきてくれたことに関するお礼も兼ねて…バリッバリに予定入れますね…倒れないようにね…
この日の午後はついにGalaxyでのライブ後、CiRCLEに参上。Roseliaが拠点としている箱ですね。
Roselia側もライブ回数を積み上げるポピパを心配している様子。リサ姉の「若いなあ〜」に対する紗夜さんのツッコミはキレッキレでしたね。友希那さんも「その状態で満足な演奏ができるの？」と問いかけます。
しかし引き締まった返事と共にステージに上がったポピパにRoseliaの５人は釘付け。疲れを感じさせない演奏を見せるポピパに「負けてられない」と、友希那さんもその演奏を認めているようでしたね。
２期の序盤では主催ライブを行おうとするポピパ対して「覚悟が足りない」と厳しい言葉を投げかけた友希那さん…それから一転、ポピパもよく成長しましたね…テスト勉強には負けないでください…
やりきったCiRCLEでのライブ、結果は４７２：２８でポピパのぼろ負け。しかしポピパの捉え方は少し違います。自分達を応援してくれた２８人。その人らに感謝して厚木のライブではもっと応援してもらおうと努力する。そのためにはたくさんのライブの後でもさらに練習を重ねる。
自分達の音楽を見て聴いてくれる人たちのために、そして武道館という大きな目標のために、ポピパはひたすら走り続けるのです。
そんな「ひたむきさ」というのもポピパの大きな魅力。 RASには圧倒的な音楽力、Roseliaには魅惑的な世界観とカリスマがあるように、ポピパもそういう意味で人を惹き付けるものがあると思っていますよ。
また別の日、次のライブ会場に向かう最中、有咲とりみが疲れで出遅れ。間に合わないかもしれない！というさりげないヤバいピンチを救いに、一台の車が止まりました。その中にはリィちゃん先輩とひなちゃん先輩が。かつての大先輩バンド、グリグリの元メンバーの二人です。これもポピパのひたむきさの賜物？車で送ってもらえることに…
これはびっくりしましたね…というかいよいよ車も運転しちゃって…高校生だった人たちが…自分もこうなるのかなあと思うと感慨深くなっちゃいました。
ともかく、いざRASの待ち構えるDUBに突撃です。
DUBではやはり歓迎ムードという感じではありませんでした。チュチュは敵対心ぷんぷん。まあパレオとのいつもの漫才（？）は健在ですが。
いやまあ、歓迎ムードじゃないのはチュチュのみで…一方の４人、というよりもレイマスパレはフィナンシェタワー（美味そう！）を用意したり、山吹ベーカリーの差し入れを受け取ったり、花ちゃんが来るのを楽しみにしていたり…そしてそれをロックが遠目で楽しげに眺めていたりと、和気藹々とした空間が出来上がっていました。
そんな雰囲気を作り出し、さらにはDUBに乗り込んできたにもかかわらずプレッシャーを感じていないようなポピパ５人にチュチュは不満げ。さらにDUBにポピパをマスキングが呼んだこと、レイヤがポピパを「楽しそう」と言ったことにさらにムッとし、ジャーキーのやけ食いを続けるのでした。
マスキング、ほんますごいですね…ロックがポピパを近くで見たいというと「じゃあ行こうぜ」、ポピパがDUBでライブしたいというと「じゃあやろうぜ」、さらには６話でロックが円陣をしたいというと「やろうぜ」。やりたいと思ったことはなんでもやる。一言でこうも仲間を引っ張っていける…最高の姉貴ですよ。どこかポピパにも通ずるところがある？真っ先に行動に移すこの性格は簡単に真似できるものでもありませんよね…見習いたい…魅力的です本当に…
ライブ後、ポピパ蔵にて。ライブの結果は惨敗。しかしポピパに票を入れてくれた人も、さらにはGalaxyにも行くと言ってくれた人もいたようです。「まだまだこれから」。この小さな応援も、ポピパ前進の大きな糧となっています。
ポピパのチャレンジ精神抜きにも、こういう大きな相手のいるステージに乗り込むことで大きな宣伝にはなりそうですよね。まあある程度の人気があってこそなのかもしれませんけど。
かすたえの試験対策もいつの間にか順調に！おたえは生物、香澄ちゃんは日本史が苦手なんですね。香澄ちゃんに関してはガルパライフの方でそんな描写があった気がしたんですけど気のせいかもね。
試験対策もバッチリ、あとはライブを重ねるだけ。ポピパの５人は一致団結、みんなが同じ方向を向いて絶好調ですね。
一方でチュチュハウス。パレオが何かの準備中。チュチュの誕生日プレゼントかな？そして噂をすればなんとやら、チュチュがパレオの元に現れます。用件は「ステージングが決まったからみんなを呼んでほしい」とのこと。しかし残りの３人には共通の用事がありました。Galaxyでのポピパのライブのお手伝いです。
ポピパは３weeksライブの１週目の最終日。観客席には小さい子供から子供連れ、Roseliaのファンやご老人まで、老若男女問わず多くの人たちが集まっていました。
１週間、いろんなところでライブを数多くこなしてきた成果。
「みんなで武道館に行きましょう！」
これ、大事ですよね。Roseliaも見失っていた「オーディエンスに向き合う」ということ。２期でも間違いなくたくさん描写されましたけど「いろんな人の助けを受けながら大きくなっていくバンド」、そしてそんなオーディエンスを魅了する演奏や音楽を作り出していく。これこそがポピパなんです。ポピブイの再生回数も、いつの間にかライブを手伝いに来たりしていたレイとますきも、その証なんだなあと思ったシーンですね。
そしてこの日は節目となる３weeksの一週目であるのみならず、ポピパにとってもさらに大事な１日でした。そう、12/4。おたえの誕生日です。ステージ上で暗tカーを鳴らし、ファンと共にお祝い。そんな本人は「自分の誕生日に気がつかない」といういつもの天然ぶりを発揮しつつファンの声援をめいっぱい受けるのでした。
さらには控室に戻るとオッちゃん型のケーキが。レイ考案、ますき制作のもとに作られたケーキでした。
誕生日に盛り上がるポピパを見てレイがこう言いましたね。
「次はチュチュの番だね」
やっぱりレイます的にもチュチュもバンドメンバー、大事にしてあげたいという気持ちは強いようで。ある意味ポピパのようなバンドを自分の理想ともしているのかな…仲間との「絆」を…
ポピパも一気にランキングでの位置を上げ、ついに６位に。２トップの背中を捉え始めたのでした。５人は大盛り上がり。そりゃあ一致団結していろんなライブを行ってきた結果、ファンが増え、それが数字として成果として現れてきましたもんね。
しかし一方でRASには暗雲が立ち込めます。Roseliaとの直接対決で勝利したその勢いもいつの間にか消え失せついに首位陥落。Roseliaに500票以上を離され２位になっていました。大会の状況をまとめた記事にも「Over The Future Live」でも注目を集めたRoseliaと記載。やっぱりファンの思いを受け止めたRoselia、人気が高まるのも当然でしょうね。彼女らも「変わった」んです。
チュチュに呼ばれスタジオに集まった３人。「甘いものを作ってくればよかった」と後悔するマスキングに「その必要はない」と、チュチュが現れます。Roseliaに抜かされた今、その逆転に向けた術を用意して。
チュチュの逆転計画は「他のライブハウスに殴り込みをかける」というもの。「実力が知れ渡っているRASが他のライブハウスにライブを入れたら他のバンドは皆辞退する、させてみせる」という、まあマスキングの言葉を借りるならまあ「物騒な」案ですね。さらには「スケジュール全管理、すなわちは他バンドとの接触禁止、バイトなど個人的用事全キャンセル」という荒技に出ます。「これは戦いなのよ！！！」という言葉を添えて。対してマスキングは「ちっちぇえな」と、レイヤはまたRoseliaに勝てると語るチュチュに疑問を投げかけます。
それに対してチュチュはこんな発言を。
「そんな弱気じゃ勝てるものも勝てない！あなたRASの自覚あるの！？他の二人もそう、RASはこんなところでつまずくバンドじゃないでしょ！？ポピパのライブなんていく時間ない！遊んでる暇なんてない！そんな甘い気持ちで私のバンドに参加しないで！」
宥めようとしたマスキングにも
「逆らう気！？私はプロデューサーよ！」
と一蹴。
呆れた様子のマスキングとそれを追いかけるロック、飛び出したチュチュとそれを追いかけたパレオ。気がつけばレイヤは一人部屋に取り残され、楽器を眺め、俯くしかありませんでした。
チュチュ…言ってしまいましたなあ…「私はプロデューサー」ですか…もう上司と部下のような上下関係を作ってしまった…これでは作れる「絆」も作れません。
#バンドリアニメ3rd_09
— ふしふぇに (@fushifeni) March 26, 2020
いま特に考えるべきなのはRAS内の「プロデューサー」と「演奏者」っていうもう他人のような関係性が出来上がってる事だよなあ…いやまあ現実で見たら仲いいプロデューサーと演奏者もいるだろうけど同じ立場ではないよね間違いなく 上司と部下になってる
チュチュを追いかけ、ドアを隔てて彼女のそばに立つパレオ。
「チュチュ様、パレオは、パレオだけは何があってもずっとずっとお側にいますから」
そう声をかけるもチュチュの返事は
「うるさい！あんただけいてもしょうがないのよ！」
チュチュに真っ向から拒絶の言葉を受けてしまったパレオ。ショックや疑問、様々な感情が渦巻くであろう中で、ただ、ただただその場で茫然とするしかありませんでした。
ED：夢を打ち抜く瞬間に！
おまけ
ﾜｰｲ
起きて！！！！！
ここみんなかわいい
画面１００％香澄ちゃん
まとめ
というわけで２期と同じく挫折回になりました９話。サブタイが「いくぞポピパ」という上向きのものだった中で、確かにポピパは絶好調でしたけど対照的にRASが一気に崩壊していく…という「ポピパとRASの比較」が鍵になった話だったのではないでしょうか。チュチュとおたえで両側が誕生日を迎えていたり、ライブハウス「破り」とライブハウスに「殴り込み」という言葉の違いだったり…共に行動は似ていたけど何かのためにお互いの結末は大きく違ってしまった…さあそれはなんでしょう？という疑問を投げ掛けられた感じですね。いやまあそれが散々言ってる「メンバー間の絆」だったり「音楽に対する意識や価値」だったり、「自分の音楽をどうしたいの？」という話に来週はつながってくるのかなあ？と思ったりしました。
ポピパはやはり思いっきりのサポート役。RASの面々にどのような声をかけるか。沙綾とますきの関係性もいつの間にか確立されたりしていたわけですし、ここら辺の話には期待しても良いのでは？
どのようにRASがお互いの関係性を修復してくるか。ここが正念場、このアニメの一種のピークでしょうね。
次回予告
次回は１０話「ボーカルは……星……」。
「ボーカル」に焦点を当ててきましたね…確かに最後にスタジオに残っていたのもレイヤ。彼女がどのように４人をスタジオに呼び戻すか。どうもガルパのポピパ２章を思い出させるような。そんなポピパの５人も活躍しそうです。
次回でどこまでいくかな？１話で修復は色々と難しそうですけども…「令王那」の話もそろそろ見たいですよ私。
慕っていたチュチュにも拒絶されてしまったパレオ…いやまあRAiSe!のネタバレにもなりますけどチュチュは「パレオ」を見つけた人…チュチュなしにパレオは生きられないと言っても過言ではないんですよ。でもチュチュについていくばかりの「パレオ」じゃいけないのかなあ。やっぱり自分を、チュチュに従うだけではない、チュチュをいろんな形でサポートしてあげられるようなパレオに変わっていく必要があるのかもしれませんね。
ここまでパレオの話をするのもパレオがRASでの推しになってきているという話…強くなれよ…パレオ…！期待してます。
#バンドリアニメ3rd_09
— ふしふぇに (@fushifeni) March 26, 2020
まあでもパレオ本人も変わっていかなきゃ行けないのかなあ いつまでもチュチュに付いていくだけじゃなくてしっかり自分を伝えられるように RAiSeとかでは自分を思いっきり押し殺すタイプだったもんな鳰原令王那 楽しみだよ、来週どういう行動を取るか
では！
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３期８話：
BanG Dream! 3rd season公式
２期まとめ記事
