BanG Dream! 3rd season 感想と考察「#7 . 音に残しておきたくて」 再起する青薔薇
「さあ、行くわよ!」
こんにちは。
バンドリ3期、7話と言うことでいよいよ折り返しまで来ましたね。
そろそろシリアスが中心になってくる頃。
早速本編へ。
注意:BanG Dream! 3rd seasonのネタバレを含みます。
Over The Future ライブにむけて再び練習を重ねるRoselia。そんな中で、メンバーは自らのファンからのメッセージを目にし、それに応えようとする…
氷川家。紗夜さんがギターの練習…それと対照されるようにRASの「対ロゼ勝利記念パーティー」の様子が描かれます。
紗夜さんに至っては日菜ちゃんがノックして部屋に入ってきても気が付かないほどの集中ぶり。RASに負けたことの悔しさがいかに大きいものかが分かりますね…
RASはこーれすげえ豪華だな…誰が用意したんだ?パレオが言ってた「ルームサービス」ってなんでしょうか。
高らかな勝利宣言とともにチュチュはマスキングにいちごケーキを要求。しかしマスキングは「焦げてしまった」と返答します。こう見るとマスキングにも元気がないようにも見えますね。対ロゼの勝負に関してはそれなりに乗り気だったマスキングがこの様子。実際にRoseliaと勝負してみて彼女の目には何が見えたのか…Roseliaのメンバーの間の「絆」でしょうか?
レイヤは前回から変わらず浮かない表情。そんなレイヤの様子に、チュチュも気付くのでした。
OP:イニシャル
花咲川生徒会室。バンドリの順位表を眺める有咲がいました。その顔はあまり満足げではなさそう。なんと200位台から22位まで急上昇しているんですけどね。まあ1位と2位にRASとRoseliaがそびえ立っていることから来る焦りでしょう。手強いライバル。有咲本人も圧倒されたほどの気迫を持ちます。
ロゼラス戦後のRoseliaの反省会…結論では「演奏レベルの底上げが必要」となったわけですね。ここ、後に繋がる意外と大事なシーンでしたね。
まあしかしRoseliaのライブは続きます。O.T.F.ライブですね。「やれることは全てやっておきたい」と。この言葉にも有咲は感化された様子を見せていました。
一方で旭湯、六花ちゃんの部屋。羽丘一年組が集合ですね。部屋に置いてあったプリ○ュア感ある漫画がますきによって貸されたものだと知ってびっくりするあこあす…やっぱ人は見た目で判断できませんよね…
ますきさん…いやあついに部屋まで遊びにきたか…あこあすが帰るときもステイしてるし…なんなんや…芋をボイラーに突っ込んでるところを見てももう何度も来てますね。恒例化してる。
正直な話、この二人の関係性がここまで濃くなるものだとは正直アニメが始まった時あたりは予想だにしませんでしたね。最近はTwitterでも勢いを増していますね、マス六。いろんな素敵なイラストを目にするようになりましたね…
明日香ちゃんを除いた3人にとってはロゼラス戦の直後。後日談が始まりました。
楽屋のクッキー…ライブ後のファミレス反省会。「反省会はファミレスで」というのはもう今になってはRoseliaのお決まりイベントのようなものになっていますね。ますきの「Roseliaって可愛い、楽屋でワイワイしているし」とそれに共感を示した六花ちゃん、この二人のRASというバンドへの気持ちは先日の先頭から引き続き変わっていませんね。
明日香ちゃんが一人で都営荒川乗ってるシーン…なんというかとても切ないですね。気がつけば自分の二人の友達はRoseliaとRAISE A SUILENというガールズバンドの代表格として武道館を争っているのですから…そりゃあランキング見て「すごいなあ」という声も漏れますよ。
明日香ちゃん、作中では音楽に関わりを持たない人としてとても珍しいポジションにいます。活躍する周りの人たちを見て本人がどう思っているのか、そしてどのような行動を見せてくるのか…ここらへんは非常に注目していきたいですね。
江戸川楽器。レイヤとリサがロマンスを繰り広げていました。同じ弦に同時に手を伸ばす…憧れる…
よく見てみると意外と共通点が多い二人。ロゼラス戦の話をきっかけにお互いの話をすることに。ベーシストと言う点はもちろんですが二人とも「幼馴染」をきっかけにベースに手を出した人間でした。お〜確かに。愛が重い同士ですね。
さらにレイヤはRoseliaと同じステージに立てたことに関して感謝を述べます。迷っていた…うーん…これがまたわからん。争うと言うことへの迷いでしょうか。
お互い謙遜屋さん…これまた共通点。
そしてレイヤのバンドを始めたきっかけの話に…やはりきっかけはチュチュです。
「私を見つけて認めてくれたこと、嬉しかった」とともに「自分に対する挑戦状」を受けたような感じだったと語るレイヤ。そしてその新たな環境には確かな刺激ややりがいも存在したのです。
場面は移り語りCiRCLE。自主練していた紗夜さんを除いたRoseliaとAfterglowが練習後に遭遇です。その中で、モカがRoseliaに、ロゼラス戦の時の票数を争った投票の紙に書かれたメッセージなどを見せるのでした。
これ改めて見たらすごいですね。バラの形…団結力がもう…バンドリーマーには厳しいんじゃないのこれは。
書かれていたいろんなメッセージを見たRoseliaは感激。確かに、今まででRoseliaが自分らのファンと向き合ったような機会は多くはなかったかもしれませんね。
そういえばRASが一方的に回収した形だったためかこれがメッセージ初見だったようですね。ふうん。
メッセージを眺める友希那さんに蘭ちゃんが照れながらこう声をかけます。
「これで終わりじゃないですよね?」
これに友希那さんは引き締まった声で「当然よ」と返事するのでした。
ここ、Roseliaがあらためて自身の背負ういろんな人の思いというのを実感した場面だと思います。特に友希那さん。蘭ちゃんへの返事にそのような意志が見えました。特にAfterglow、そして蘭ちゃんという特に意識する相手から受けたメッセージ…なおさら響くものがあったでしょうね。
一方でポピパ。蔵では有咲が「Poppin' Party 武道館への道のり!!!」と称したガチモンの票数解析シートの解説を行なっていました。
ポピパの問題としては「票数効率が悪い」ということ。RoseliaとRASがライブを行なっているキャパの5分の1以下。一回のライブで得られる票数はとても少ないのです。
それに対して有咲が提案した解決方法は「とにかくライブをたくさんやる」ということでした。その回数的には平日毎日土日4回ずつの驚異の週13回。
正直「無茶しすぎ」です。紗夜さんの「やれることはやっておきたい」という言葉に感化されてのこれでしょうが…
まあ簡単に言えば「一旦大きいキャパのハウスでライブやってみたら?」って話なんですけどね。
3期の有咲のこの武道館に対する気合の入り具合。正直めちゃくちゃ怖いです。というのもポピブイを作った後でもこの「ランキング」に対する意識の差が見て取れます。有咲と他4人では大違い。ここでポピパはこけてしまうのではないですかね…とはちょくちょく過去の記事でも書いてみていますが…どうなるか…
「争い」がついに発生してきました。イニシャルの歌詞に語られる「本気の自分譲れなくて」、そして「人の夢」。ここら辺の意味が語られてくると個人的には嬉しいな…!
気合は十分なポピパ。ヒヤヒヤしながらもこれからに目が離せません。
Roseliaバンド練。みんな気合が入ってる…やっぱり目にしたメッセージを無視はできないようですね。各メンバーがさらなる練習を要望するのでした。
雰囲気もいいのかな。友希那さんが以前なら変な顔を見せていたであろうあこの行動に笑顔を見せるのでした。バンドとしての意識もまた一段と良い方向へと引き締まっている様子。
しかしそんな時でした。廊下にはあこの悲鳴が響き渡ります。紗夜が倒れたのでした。
学校も休み、練習も休み。過度な練習が祟ったのでしょうか。めっちゃ描写されていましたもの…そりゃあ体調も崩しかねない…
報を受けて個人練習を命じる友希那。そして一人何処かへ向かおうとする彼女にあこリサがまるでどこに向かうかをわかっているかのように声をかけたのです。もちろん向かおうとしていたのは紗夜のお見舞い。4人とも、同じ気持ちでした。
「水臭いぞ〜」って言うリサ姉、いいですね…Roseliaでお見舞いに行くこと自体、昔は考えられなかったでしょう…
氷川家では結構ワイワイした雰囲気…?日菜ちゃんが紗夜さんを楽しそうに看病していました。
いやまあ日菜ちゃん的には珍しく弱った姉を見て、さらに看病できるとなると楽しいでしょうね…前回に引き続きさよひなが強いですね。
そこにロゼの残り4人が到着。各自が紗夜さんのための食事をつくりに行き、友希那さんと紗夜さんだけが部屋に残る形に。
いや…間が…ちょっとフフってなりましたね。普段音楽以外の話をしない二人…意外にも共通として話す話題がないものですから…
そんな中で、紗夜さんから、自身の今の気持ちを語り始めたのでした。
紗夜さんの中では「悔しい」という思いがひたすら強く残っていたようです。だからこそ自分で自覚するほどの無理もしてしまった。特にあの「メッセージ」。それを見てさらに期待に応えられない悔しさを実感した。だからこそ「やれることをやってきた」のですね。
一方で友希那さん。彼女は「嬉しかった」といいます。Afterglowが見せてくれなければ今も知らなかったあのメッセージ。そしてそれとともにかつては「知らなかった」もの、それには「まだ見ぬオーディエンスに向き合う」ということ、すなわちプロモーションがありました。
そのような、「Roseliaだけでは知り得なかったこと」、それを知るためにチュチュの挑戦を受けた。Roseliaとしてさらなる高みを目指すために。友希那さんはそう語ったのです。
彼女らしくない言葉ですね。けど、それは過去の彼女と比べた時です。自分の音楽に対する「絶対性」を求めていた彼女が自分のみでは知り得なかった物を探す、そしてオーディエンスの気持ちを受け止める。この変化も、大きく友希那さんが、Roseliaが成長した証だと思います。
紗夜さんもその説明を受け、納得。二人の間のうやむやが解消されたのです。
そして残り4人が食べ物を持って上がってきたころ、紗夜さんも安心したのでしょうかね、ゆっくりと眠りにつくのでした。
その夜。夜中に目覚めた紗夜さんはギターを取り出します。日菜ちゃんに心配されて返した言葉は
「音に残しておきたくて」
何を音として残しておきたかったか、ですよね。紗夜さんはここ最近はひたすら己の「悔しさ」に身を任せて演奏していたように思います。先ほど本人に語られたように、いろんな方面から、「悔しい」という言葉がひたすら彼女を渦巻いていたのです。しかし、体調を崩し、友希那さんと話をしたことでそれらを解消し、また新たな視点から今までの出来事を捉えることができるようになった。「悔しさ」と言う「情に任せた演奏から解放された自分の音」。これを残したかったのではないかと思います。
それからしばらくして。O.T.F.当日。紗夜さんも万全の体制で帰ってきました。再び5人が集まり、一段と勢いに乗りかけているRoselia。
「今日の私たちは、昨日までの私たちと違う」
皆が気合を入れて、会場へ乗り込むのでした。
一通りメンバー紹介を済ませると友希那さんはこのようなメッセージをファンに残します。
「みんな、いつもRoseliaを支えてくれてありがとう」
ファンの想いについに応えたRoseliaの姿に大盛り上がり。
そしてこの合図とともに、新たなRoseliaとして、音楽を奏で始めるのでした。
「今再び、燃え上がれ!」
ED:FIRE BIRD
おまけ
いけめん
いやゆきなさんってかっこいいよな普通に…
パチパチパレオ
まとめ
というわけでRoselia回でしたね。見事に再起。新たなRoseliaとして再び燃え上がるのでした。EDのFIRE BIRD…これはビビったね…こうみると確かにあの曲はRoseliaからそのファンへのメッセージなのかもしれません。
これまたひと段落、といったところでしょう。Roseliaはまた勢いに乗るでしょうね…それこそまたRASを巻き返すほどには。争いを通じてどんどん成長していきますね。 ロゼファンにとってはたまらない話だったでしょう。
ポピパは鍵にはならなかったです。どちらかと言うとやっぱAfterglowが大事だった…
あと有咲。「やれることをやった」結果、紗夜さんは崩れました。二の舞にはならないでね。
次回予告
次回は8話「のんびりしていてよいのでしょうか」。
紗夜さん?というかだいぶやばそうな話の予感しますね。「のんびりしていてよいのでしょうか」…ポピパに関しては本当にその通りだよ。もう8話だよ?
いやまあ温泉回?ちょっと今までとは少しずれた、多少ふざけたレポートが書けそうで楽しみかなあ…
ではでは!
3期8話:
3期6話:
BanG Dream! 3rd season公式
2期まとめ記事